窓ガラス掃除用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 06:57 UTC 版)
窓の上を自動走行して、汚れなどを清掃する窓ガラス用ロボット掃除機は、日本企業では浦上技術研究所が「壁面吸着自走式ブラストロボット」を世界に先がけて開発し、「壁面吸着自走式超高圧ウォータジェットロボット」など、多数の応用製品を開発している。製品群名は「U-ROBOT」という。他に金沢工業大学が1998年に開発した窓掃除ロボット、未来機械社の「WallWalker」などがある。 HOBOT Technology(中国語: 好樣科技)は2010年に、窓ガラス用ロボット掃除機Winbot-68を開発した。 エコバックス(中国語: 科沃斯)は2011年に、「世界初の市販窓ガラス用ロボット掃除機」WINBOT(中国語: 窗宝)を発売した。 一心グローバル(朝鮮語: 일심글로발)は、「世界初の市販窓ガラス用ロボット掃除機」WINDORO(朝鮮語: 윈도로)を韓国で発売した。一心グローバル社長のリュ・マンビョン(朝鮮語: 류만현)は、マイクロファイバーを欧州に輸出する事業で知り合った海外バイヤーから窓ガラス用ロボット掃除機のアイデアを得た。2009年8月に浦項知能ロボット研究所(朝鮮語: 포항지능로봇연구소)に開発を依頼し、同研究所は2010年7月に完成させた。WINDOROと名付けられた窓ガラス用ロボット掃除機は、同年9月の国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA) 、翌2011年1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に出品し、2012年3月に韓国市場で発売された。さらに、同年6月にインド、同年7月に日本、同年9月にはドイツおよびイタリアでと、諸外国でも発売された。しかし、開発費捻出による負債から2013年に経営破綻し、残った従業員は在庫を安価で処分した。 アールエフ(朝鮮語: 알에프)は、同社として初めての窓ガラス用ロボット掃除機であるウインドウメイト(朝鮮語: 윈도우메이트)を2015年3月に韓国内で発売した。2015年9月には日本でも販売が開始された。
※この「窓ガラス掃除用」の解説は、「掃除用ロボット」の解説の一部です。
「窓ガラス掃除用」を含む「掃除用ロボット」の記事については、「掃除用ロボット」の概要を参照ください。
- 窓ガラス掃除用のページへのリンク