アゾトバクター
窒素固定細菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/23 06:16 UTC 版)
最も一般的に利用されている根圏細菌はリゾビウム属とその近縁属である。リゾビウム属は宿主植物の根に根粒を形成してそこに生息し、窒素固定を行い宿主に窒素源として硝酸を供給する。この窒素供給は大豆、ヒヨコマメ、その他マメ科植物の生育において重要である。マメ科以外の植物であっても、Azospirillum属細菌はその窒素固定能により作物の生育を促進することが明らかとなっている(Bashan & Holguin, 1997)。 穀類の場合、ジアゾ栄養細菌は植物による窒素とリン酸の取り込みを促進し(Galal et al., 2003)、植物体内の窒素(Caballero-Mellado et al., 1992)・リン(Caballero-Mellado et al., 1992; Belimov et al., 1995)・カリウム(Caballero-Mellado et al., 1992)の含有率を上昇させる。そして、植物の生育を高め(Galal et al., 2003)、穀粒の収量を増加させる(Caballero-Mellado et al., 1992)。
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