種としてのクマザサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 17:58 UTC 版)
日本特産の笹(キュー植物園系のデータベース World Checklist of Selected Plant Familiesによればサハリン州の千島列島や樺太 にも見られる)。九州、中国地方、京都府の一部の山地に生える。葉に白い隈取りがあることが名前の由来で、漢字で「隈笹」と書かれる。標準和名をクマザサとよぶ植物は、高さが1 - 2メートル (m) になる大型のササで、葉は長さが20センチメートル (cm) を越え、幅は4 - 5 cm。特徴になっている葉の白い隈取りは若葉にはなく、葉が越冬するときに縁が枯れて隈取りになる。 非常に変異が多く、原名亜種は京都に産するものである。多くの変種が北日本の日本海側を中心に分布する。変種としてオオザサ Sasa veitchii var. grandifolia やチュウゴクザサ Sasa veitchii var. hirsuta がある。チュウゴクザサはクマザサや俗称としてのクマザサのような整った隈取りにはならない。
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