種としてのワラジムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 08:02 UTC 版)
種としてのワラジムシ (Porcellio scaber) は、体長12mm程度の動物で、人家周辺の石の下や草の間の地面に普通に見られる。体は灰色がかった褐色、上から見ると楕円形で、ダンゴムシとは異なり前後が狭まる。また、背中はなだらかに盛り上がるだけで、やや扁平な動物である。 体は頭部と胸部、腹部に分かれ、頭部からはやや発達した第2触角が伸びる。胸部は体の八割ほどを占め、7対の体節と付属肢が確認できる。腹部は幅狭く、末端には尾肢が一対、短い角のように突き出る。 ヨーロッパ原産で、世界各地に広がり、日本では本州中部以北および沖縄に見つかっている。近似種も多い。
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