種としてのヌタウナギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 23:54 UTC 版)
ヌタウナギ科には7属70種が記載されている。そのうちの1種であるEptatretus burgeri (標準和名ヌタウナギ)は日本の本州中部より南、朝鮮半島では南部に分布する。ほとんどが深海魚であるヌタウナギ類としては例外的に浅い海に分布する種類であり、水深10-270mの海底の砂泥中に生息している。 ヌタウナギには未だ英語名が付けられていない種が多く存在する。和名は日本近海に産する5種(ヌタウナギ、クロヌタウナギ、ムラサキヌタウナギ、ホソヌタウナギ、オキナホソヌタウナギ)以外には付けられていない。また、日本国内に産するものでも、まだ標準和名がついていないものが存在する。ヌタウナギの仲間は外観や食味に大差がないため、食用用途では種ごとのヌタウナギを区別する習慣はない。そのため、アメリカで漁獲されるヌタウナギは、韓国水域に生息するヌタウナギとは別の学名の種であっても、韓国で食用になる際は区別されず同じヌタウナギとして消費される。
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