秘書給与流用疑惑と議員辞職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 19:23 UTC 版)
「田中眞紀子」の記事における「秘書給与流用疑惑と議員辞職」の解説
秘書給与横領で元秘書より詐欺罪で告発され、自民党の党員資格を停止され、議員辞職となる。東京地検特捜部の捜査の結果、告発対象の秘書については「バス会社越後交通からの出向であるが、秘書としての勤務実態はあった」「秘書給与は同社に入れる一方、会社給与等の形で秘書給与額をやや上回る額が秘書に給与され、流用が確認できない」「出向扱いにしていたのは、社員としての身分保障の継続を求めた秘書側の希望」などが判明し、詐欺罪の公訴時効にかからない1996年以降の公設秘書10人も捜査された結果、犯罪性はないとされて2003年9月30日に嫌疑なしの不起訴処分となった。 その後、第43回衆議院議員総選挙で当選し、民主党会派(民主党・無所属クラブ)に入会した。以降、選挙の際に民主党公認の立候補者の選挙支援に重用される。ただし、当時は民主党員ではなく、あくまで無所属であった。従来どおり自由民主党公認候補である夫の支援も行っていたが、その後、夫を離党させた。 父角栄からの相続税の脱税が指摘され、目白邸の一部を分納したことがある。角栄の死去に伴い眞紀子は角栄遺産について1994年7月、小石川税務署に相続税の申告を行なった。その際に申告した遺産総額(課税対象額)は約120億円。しかし、1995年12月、その申告には78億円以上の申告漏れがあると東京国税局に指摘された。非上場の同族企業つまりペーパーカンパニーに持たせていた資産にメスが入れられたのである。申告すべき実際の遺産額は約200億円だった。この結果、納税すべき相続税額も約55億円増えた。このため、眞紀子や夫の直紀が相続した目白御殿と呼ばれていた角栄自宅の一部や軽井沢別荘の一部が、納税に充てるために物納された[要出典]。
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