社名変更・iPhoneの成功
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「Appleの歴史」の記事における「社名変更・iPhoneの成功」の解説
2007年1月9日、ジョブズはMacworld Expoの基調講演で、Appleの重点がコンピュータ市場からより広い電化製品市場にシフトしたことを踏まえて、社名を "Apple Computer, Inc." から "Apple Inc." に変更することを発表した。同イベントでは「iPhone」および「Apple TV」の正式発表も行われた。iPhoneは発売後30時間で27万台を売り上げる成功を収め、メディアはこの製品を「業界のゲームチェンジャー(a game changer for the industry)」と呼んだ。 2007年2月6日、Apple公式ウェブサイトに掲載された記事の中で、ジョブズはiTunes Storeで売る音楽のデジタル著作権管理 (DRM) を解除し、サードパーティー製の音楽プレーヤーでも再生可能にする意向であることを表明した。2007年4月2日、AppleとEMIは共同で声明を出し、同年5月よりiTunes Storeで公開されているEMIの音楽ファイルからDRM技術を取り除くことを発表した。最終的に、EMI以外の全てのレコード会社も同様の措置をとり、2009年1月にはiTunes Store上の全楽曲がDRM (FairPlay) 無しで利用可能になったことが発表された。 2008年7月、Appleはサードパーティー製のiPhoneおよびiPod Touch向けアプリケーションを販売する「App Store」を開設した。開設後1カ月以内で、App Store上では6,000万本のアプリケーションが販売され、1日あたり平均100万ドルの売り上げがあった。ジョブズは2008年8月に、App Storeは将来的に10億ドル規模のビジネスになり得ると述べた。 ジョブズは2009年1月14日、病気の治療に専念するため、2009年6月末までCEOを休職することを発表した。ジョブズ不在の状況で迎えた2009年度の第1四半期は、ホリデーシーズン期以外では過去最高の四半期となり、売上高は81億6,000万ドル、利益は12億1,100万ドルを記録した。
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