研究者生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:10 UTC 版)
加藤は大学卒業後も研究を志向した点で、サッカー選手の中では異彩を放っている。早稲田大学教育学部を卒業後、筑波大学大学院体育学研究科修士課程に進学し、スポーツ選手では異例の1年間の空白期間を作り研究生活を続けた。1981年に修士課程を修了し、母校の早稲田大学で助手となった。その後も学生の指導と自己の研究を続け、1984年に早稲田大学体育局専任講師、1991年に早稲田大学人間科学部助教授に嘱任(担当科目は体育学、スポーツ社会学)。当時から少年向けのサッカー技術解説書を執筆していた。 1997年にヴェルディ川崎の監督に専念するために早稲田大学を退職したが、監督辞任後の1998年に東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程に入学した。東京工業大学大学院在学中の1999年には、自らが客員研究員を務めた電通総研スポーツ文化研究チームとの共著で『スポーツ生活圏構想』を出版し、Jリーグの設立理念にも盛り込まれているスポーツを中核とした地域社会の再構築について提言を行った。2003年に東工大博士課程を修了(指導教員:石井源信)。東工大に博士論文「中学生サッカー選手におけるストレスの構造分析」を提出し「博士(学術)」の学位を取得した。
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