石津嵐版
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「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の記事における「石津嵐版」の解説
石津嵐の小説版(上記の表の先頭。ソノラマ文庫のローンチタイトルでもあった)は本作品の企画段階で没とされた豊田らの案を元に構成されており、スターシアがコンピュータであり、デスラーはスターシアにより創造された仮生命体であること、ヤマト乗員のほとんどはイスカンダル星に到着までに戦死または事故死すること、放射能汚染された地球は回復不能でその環境に適応するよう生態改造を行う旨を告げられること、仮生命体であるデスラーを倒すため、創造主たるスターシア(イスカンダル)を破壊する、など、ストーリー・設定がアニメ版とは大幅に異なっている。豊田有恒によれば「99.9%石津の仕事」とのこと。なお、終盤の設定の一部が劇場版の「スターシア死亡編」に生かされた。 松本の漫画や石津の小説は原作と誤解される場合があるが、どちらも原作ではない。最初に用意されたアニメ作品企画をノベライズ、コミカライズし、他メディアに展開するという戦略の、今で言うメディアミックスの初期の例と言える。 当時の出版事情から、石津版の入稿時期は、少なくとも松本零士の漫画版の入稿より早いと推測される[誰?]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}これらの存在より宇宙戦艦ヤマトの創作著作者は豊田有恒で、映画の著作者は西崎義展・松本零士と考えられるとする意見もある。[要出典][誰?]ただし豊田有恒は、自分はおおまかなストーリーとSF設定を担当しただけであるとして著作権を主張しておらず、著作者人格権をめぐる紛争では松本零士に原作権があるとしていた。 その他の小説作品については、ストーリーはアニメ版とほぼ変わらない。
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