豊田有恒原案、石津嵐小説版『宇宙戦艦ヤマト』での設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 07:40 UTC 版)
「イスカンダル (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「豊田有恒原案、石津嵐小説版『宇宙戦艦ヤマト』での設定」の解説
豊田有恒原案、石津嵐版小説のイスカンダルは、アニメ版と大きく設定が異なっている。イスカンダル人はかつて高度に文明を発展させ、さらなる快適さを求め惑星イスカンダルに自律意志を持つネットワーク型コンピュータ「スターシア」を構築した。最初にスターシアに下されたプログラムは「自らを守れ」であり、この命令を守るためにデスラーという仮生命体を創造した。デスラーは星々に版図を求めたため、イスカンダル人達はスターシアを破壊し、デスラーを消滅させようとしたが、デスラーの手によりイスカンダル人は全滅してしまい、イスカンダルは、コンピュータ「スターシア」のみが在る星となった。スターシアは、「自らを守れ」という命題と「自らの創造者たるイスカンダル人を滅ぼした」という二律背反により機能停止に陥っていた。 イスカンダル星は汚い星として描かれており、反対にガミラス星は緑の星として描かれている。 イスカンダル宙域に千哩の波濤を超え到着した宇宙戦艦ヤマトの生存者(沖田艦長、古代進、森雪)はガミラス星をイスカンダル星と錯誤したが、ゴッドウィング号の古代守から汚い方の星と教えられる。 スターシアは、地球に派遣されたサーシアはイスカンダル人ではなく、デスラー同様にスターシアが創造した仮生命体(イメージライフ)であることを明かし、自ら(スターシア)のイメージライフを演じてみせ、反陽子爆弾で汚染された大地で生きるには生体改造が必要なことと、その方法を伝授すると共に、デスラーを滅ぼすにはスターシアを破壊するしかないことを示唆し、再び機能停止に陥る。 沖田十三と古代守(沖田の実子)は2人のみで、イスカンダル星に宇宙戦艦ヤマトで肉弾攻撃し、スターシアを破壊し、デスラーを消滅させた。古代進と森雪はゴッドウィング号で地球を目指す。
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