矢上村 (長崎県)とは? わかりやすく解説

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矢上村 (長崎県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/27 13:41 UTC 版)

やがみむら
矢上村
廃止日 1955年2月11日
廃止理由 新設合併
西彼杵郡矢上村北高来郡戸石村古賀村 → 西彼杵郡東長崎町
現在の自治体 長崎市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
西彼杵郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 7,560
国勢調査、1950年)
隣接自治体 長崎市、西彼杵郡喜々津村、北高来郡古賀村戸石村
矢上村役場
所在地 長崎県西彼杵郡矢上村町名
座標 北緯32度46分32秒 東経129度57分05秒 / 北緯32.77564度 東経129.95147度 / 32.77564; 129.95147 (矢上村)座標: 北緯32度46分32秒 東経129度57分05秒 / 北緯32.77564度 東経129.95147度 / 32.77564; 129.95147 (矢上村)
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矢上村(やがみむら)は、長崎県西彼杵郡にかつてあった。1955年(昭和30年)に東隣[1]北高来郡古賀村および戸石村と合併し、西彼杵郡東長崎町となった。

現在の長崎市東長崎地区の西部にあたる。

地理

  • 山:帆場岳、前岳
  • 河川:八郎川、現川川、中尾川、間ノ瀬川
  • 港湾:千々石湾(橘湾

歴史

地名

を行政区域とする。矢上村は1889年の町村制施行時に単独で自治体として発足したため、大字は無し。

  • 現川名(うつつがわ)
  • 田中名
  • 東名
  • 平間名
  • 町名

村長

  • 田中槐三[4]
  • 大久保周一[4]

交通

鉄道

現在はJR九州長崎本線現川駅が存在するが、矢上村が存在した当時の長崎本線は長与経由の旧線のみが開通しており、市布経由の新線は開通していなかった。

道路

航路

1948年から1960年まで、矢上から戸石・小浜を経由して加津佐へ向かう航路があった。大正時代までは十分な港が整備されておらず、渡船や貨物船はなかった。

家畜

1885年(明治18年)時点では、牛144頭、馬123頭が飼育されていた。1932年(昭和7年)時点では、馬33頭が飼育されており、そのうち荷馬車用が27頭、農業支援用が6頭であった。

施設

名所・旧跡

  • 滝ノ観音(平間名)[5]
  • 東望浜(田中名) - 白砂でできた海水浴場

脚注

  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1955年2月1日
  2. ^ 『平成ロマンの旅 長崎街道』長崎青年会議所、1990年12月15日、79頁。doi:10.11501/12750472 
  3. ^ 長崎市役所 編『長崎原爆戦災誌 第三巻 続・地域編 終戦前後編』長崎国際文化会館、1985年3月30日、259頁。NDLJP:12398131
  4. ^ a b 「辞令」『官報』1897年12月14日”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2025年2月8日閲覧。
  5. ^ 滝の観音 長崎市ホームページ
    ※1964年(昭和39年)、県の名勝に指定。

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 42 長崎県
  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
  • 矢上尋常高等小学校 編『西彼杵郡矢上村郷土誌』1918年9月。
  • 長崎県知事官房統計課 編『長崎県の馬』長崎県、1932年12月。
  • 『東長崎町誌』東長崎町、1963年3月。
  • 「2000年の東長崎」発行委員会 編『2000年の東長崎』東長崎地区連合連合自治会、2001年11月。
  • 『明治十八年五月 西彼杵郡村誌・大正七年 矢上村郷土誌・昭和十年 矢上小学校作成 矢上郷土資料』東長崎史談会、2016年10月。

関連項目




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