着衣総合格闘技大会「ORG」
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「着衣総合格闘技」の記事における「着衣総合格闘技大会「ORG」」の解説
2002年に開催されたGCMコミュニケーション(和術慧舟会の旧運営母体)主催大会「ORG」は恐らく日本で最初で最後の着衣総合格闘技に特化した大会と思われる。 ORG自体は元々はGCMコミュニケーション主催の組技限定大会「コンテンダーズ」内での着衣あり総合格闘技ルールの試合を指していたが、ルール名をそのまま大会名に冠して単独開催することになった。 大会名「ORG」とは「起源」「発祥」を意味する単語「origin」に由来しており、着衣で戦う格闘技本来の姿への原点回帰の意味を込めてこの名称になったとしている。当時修斗などで活躍していた総合格闘技の日本人選手が多数参戦した。大会のコスチュームはリュット・コンタクトに非常に類似しており、リュット・コンタクトが薄いベージュの袖なし上着に赤茶系のズボンに対し、ORGでは白ベースの袖なし上着に赤・青(ないしは黒)のいずれかのズボンであり、これは赤・青コーナー識別のためと思われる。 (この数年前にフランスで開催されたグラン・トロフィーに桜井"マッハ"速人、後藤龍治、小川英樹、須田匡昇、和田拓也らが参加して話題になったが、ORGとグラントロフィー=リュット・コンタクトとの関係性はないようである。その後、桜井"マッハ"速人は各大会参戦時にリュッテ・コンタクトのコスチュームに似た胴着の着用での入場することが多々あり、2000年頃にシュートボクシングに活躍の場を移していた後藤龍治も入場時にリュット・コンタクトのコスチュームをオマージュしたかのようなコスチュームを着用していた) 2002年6月16日開催の第3回大会を最後に、2003年以降ORGは開催されていない。 なお、ブラジリアン柔術家の早川光由が唯一参戦した総合格闘技がこの大会だけである。
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