ちゃっこ‐の‐ぎ〔チヤクコ‐〕【着×袴の儀】
着袴の儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:32 UTC 版)
近代以降の皇室では、男女問わず数え5歳で「着袴の儀」が行われている。『皇室誕生令』には規定はなく、1964年(昭和39年)11月1日に行われた浩宮徳仁親王(後の第126代天皇)の際は、東宮御所の広間に畳が敷かれ、父母である皇太子明仁親王・同妃美智子(後の第125代天皇と皇后)の前で、白い祭服を着た東宮侍従と東宮大夫が白絹の袴を着せ、腰紐を結んだ。なお、この時に徳仁は、父の明仁が着袴の儀で着用した「落瀧津」と呼ばれる黒紅色の地に金銀糸で瀧の流れを織り出した着物を着用した。 男子の場合は、「着袴の儀」に続いて「深曽木の儀」が行われる。「着袴の儀」「深曽木の儀」が終わると、宮中三殿を参拝する。これは、一般の七五三における宮参りにあたるものとされる。 2006年(平成18年)に敬宮愛子内親王の「着袴の儀」が、2011年(平成23年)には秋篠宮家の悠仁親王の「着袴の儀」と「深曽木の儀」が行われた。
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