着ぐるみを演じる人間からの位置付け(着用愛好家に関する考察)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:25 UTC 版)
「着ぐるみ」の記事における「着ぐるみを演じる人間からの位置付け(着用愛好家に関する考察)」の解説
着ぐるみに対する愛情を、異常な性的指向やコンプレックス感情として片付けられるのを、愛好家は嫌う場合が多く、また現実問題として着ぐるみ愛好家の間でも着ぐるみに対しての位置付けは人によって違う。呼び方に関すると、着ぐるみを演じる着用愛好家の人を「着ぐるまー」「内臓」「中の人」「Doller(ドーラー)」と呼んだりする。いずれも一般的な表現ではないが、古くからあった呼び名は「内臓」と「Doller」である。 「着ぐるまー」という呼称は、「着ぐるみ」をすることの意味の動詞「着ぐるむ(m)」に「er」を付けて「着ぐるまー(mer)」になった物である。「内臓」という呼称は、「外皮(着ぐるみの部分を皮と考える)」を着ている「中身(内臓)」と言う感覚である。これは、着ぐるみと中身がほぼ一体となった感覚である。「Doller」と言う呼称は、その名前の通り「Doll(人形)」を演じる人(er)である。なお、これらの呼称は、着用愛好家に対する呼称であり、着ぐるみを着て演じることを職業とする俳優を指す呼称ではない。 一方、着ぐるみを単なる衣装と考え、先に述べた「願望」を持っていない者も存在する。その者たちにとって着ぐるみは、目立つ欲望を満たすための道具であり、着ぐるみそのものに愛着を持つことはない。
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