着ぐるみのアテレコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 21:30 UTC 版)
特撮番組では、顔出し出演のほかにスーツアクターが演じる怪人などの声を担当するという仕事もある。アクマイザー3や宇宙戦隊キュウレンジャー、機界戦隊ゼンカイジャーなど、着ぐるみが中心のヒーロー物など、また昨今のウルトラマンシリーズではウルトラマンが言葉を発するため、特に声を当てる声優が必要となる。 ヒーロー物番組ではさらに、変身等での音声(かけ声など)を担当することも多い。 通常は、動きはスーツアクターが担当してそれに合わせて声を当てる作業であるが、中には声とアクターを兼任する場合もあり、愛川欽也による『おはよう!こどもショー』のロバくん、チョー(俳優)が担当する 『いないいないばあっ!』でのワンワンは、スーツアクターも兼任し直接声をあてていることが知られている。鈴田美夜子も公の場で顔出ししない手段として、着ぐるみを着ている。ほかに『ウルトラマン』でザラブ星人の声をあてることになった青野武はそれに飽き足らず、雰囲気をつかむため実際に着ぐるみの中に入ってザラブ星人を演じている、『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』(2002年〈平成14年〉)に出演の関智一はガルド星人として声だけでなく、星人の普段の姿も演じているなどのケースがある。
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