相対的年代測定法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 23:38 UTC 版)
主な相対的年代測定法は以下の通りである。 測定法の種類対象資料の種類測定年代範囲(a.年)古地磁気層序 炉・窯跡・土器・陶器・堆積層 火山灰層序 火山灰 微化石生層序 深海底コア 脊椎動物生層序 脊椎動物化石 花粉分析 湖底・海底堆積物 型式学的研究法 土器・石器・金属器・木器・骨角器など 年輪年代測定 木材 0-104 氷縞粘土 氷縞粘土 103-104 化学分析 化石・鉱物・ガラス これらは、ある標識化された年代資料との対比によって絶対年代を求める方法である。暦年代の明らかな資料との交差年代決定法による年代推定や、樹木の年輪を利用した年輪年代測定などがあり、とくに年輪年代測定は、1年刻みで、しかも標準偏差をともなわない点で最も信頼度の高い絶対年代を提示することができる方法である。 なお、型式学的研究法は一般的には相対年代を求めるための研究法である。しかし、個々の型式に絶対年代をあたえることができれば、年代測定用の基準を充分に果たしうる。
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