相互利用・電子マネー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 10:06 UTC 版)
「ナイスパス (遠州鉄道)」の記事における「相互利用・電子マネー」の解説
裏面には「当社が別に定めた他社でもご利用いただけます。」との文言があるが、他社のICカード乗車券との相互利用の計画はなく、域外からの訪問客の簡便な移動需要には対応できていない。また、域内顧客の移動需要に対しても他の相互利用参加交通機関(JRや静岡鉄道)のICカードとの2枚持ちを強いられる場合が多い。ただし、遠鉄タクシーでは浜名線入出系統をはじめとする遠鉄バスから路線移管を受けたバス路線の一部に限りナイスパスの使用が可能である。同社が運営する空港アクセス高速バスであるe-wingではナイスパス対応運賃箱が搭載されている場合もあるが、ナイスパスは使用できない。 また現段階では、グループの遠鉄百貨店・遠鉄ストアなどとの相互利用や電子マネー化の予定はないが、そもそも現状では不可能である。これは前払式証票の規制等に関する法律に定める申請などの手続きをとっておらず、あくまで乗車券という位置づけとしているためである。なお、現行のナイスパスの裏面に店舗などで利用可能な旨の文言はない。一方で2015年度には遠鉄グループおよび全国の取扱店で利用可能なVISAプリペイドカードとしてえんてつカードのポイント専用カードの後継という位置付けで「EPiCA」(エピカ)を導入した結果、静岡県西部ローカルのグループ企業内で互換性のないプリペイドカードが乱立する事態となった。 なおナイスパスへの入金時プレミアム上乗せは2021年3月31日に廃止されたため、他社局との相互利用や電子マネー化を行う場合の精算金額の相殺問題は無くなったが、相互利用に向けた動きは未だ発表されていない。
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