白雪大納言【シラユキダイナゴン】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9791号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | あずき | |
登録品種の名称及びその読み | 白雪大納言 よみ:シラユキダイナゴン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 曵野亥三夫、岩井正志、澤田富雄、小河甲 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、岡山系白大豆の選抜系統「安富大粒白」に「兵庫大納言」を交配し、その雑種第1代に「兵庫大納言」を戻し交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県朝来郡和田山町)における成熟期は極晩、種皮色は黄白色、子実の形が円筒、大きさが極大の加工用秋小豆型品種である。伸育性は直、蔓化性は中、分枝数は多、若茎の色は緑、主茎長は短の長、主茎節数は中である。葉色は緑、小葉の大きさは大、下位葉及び上位葉の形は円葉、花色は黄、熟莢色は極淡褐、莢の長さは長、莢内粒数は極少である。子実の形は円筒、大きさは極大、種皮の斑紋の種類は無、種皮の地色は黄白、品質は上である。生態型は秋小豆型、開花期は晩、成熟期は極晩、倒伏抵抗性は中、子実収量は多、ウイルス病抵抗性は中である。「岡山白」と比較して、小葉が大きいこと、莢が長いこと、子実が大きいこと等で、「安富大粒白」と比較して、小葉が大きいこと、莢が長いこと、子実の形が円筒であること、「兵庫大納言」と比較して、主茎長が短いこと、熟莢色が極淡褐であること、種皮の地色が黄白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に兵庫県立北部農業技術センター(朝来郡和田山町)において、岡山系白大豆の選抜系統「安富大粒白」に「兵庫大納言」を交配し、2年にその雑種第1代に「兵庫大納言」を戻し交配し、以後、集団選抜を行いながら6年に個体選抜を行い育成した固定品種であり、7年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「小豆兵系3号」であった。 |
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