発生から消滅まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 01:51 UTC 版)
「ハリケーン・ハービー」の記事における「発生から消滅まで」の解説
2017年で8番目に命名された嵐かつ3番目のハリケーンで、非常に活発な大型ハリケーンのハービーは、8月12日に小アンティル諸島東の熱帯波から発達して西進し、8月17日に熱帯低気圧の状態に至った。翌日、この嵐はウィンドワード諸島 (西インド諸島)を通過してバルバドスの南端に上陸、続いてセントビンセントにも上陸した。カリブ海域に入るとハービーは緩やかなウインドシアのため勢力を弱め、8月19日遅くコロンビア北部で熱帯波へと退化した。その名残の渦がカリブ海とユカタン半島を西北西に進むにつれて勢力を取り戻してきたため、8月23日にカンペチェ湾を越えて再発達する以前から監視が行われた。その後ハービーは8月24日に急速に増大し始めて熱帯低気圧に復元すると、その日遅くにハリケーンになった。夜に若干衰えを見せるも、北西に移動しながらハービーは翌日も勢力を拡大して間もなく大型ハリケーンとなり、その日遅くにカテゴリー4の強さに達した。 26日未明にハービーがサン・ホセ島 (テキサス州)に上陸した時、気圧は937hPa、風は215km/hだった。その後カテゴリー3の強さでホリデービーチに上陸すると、そこから勢力が急激に弱まり、海岸線付近で失速してハービーは熱帯低気圧まで落ち着いたが、テキサス州上空で前例のない量の豪雨を降らせた。8月28日、メキシコ湾に戻ったハービーは勢力を僅かに取り戻し、8月29日に5度目となるルイジアナ州への最後の上陸を果たした(当時の風速は75km/h)。ハービーは内陸を北東に進んですぐに勢力を弱め、9月1日に温帯低気圧になるとその2日後に消散した。
※この「発生から消滅まで」の解説は、「ハリケーン・ハービー」の解説の一部です。
「発生から消滅まで」を含む「ハリケーン・ハービー」の記事については、「ハリケーン・ハービー」の概要を参照ください。
- 発生から消滅までのページへのリンク