発生しうる状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 04:04 UTC 版)
「揺さぶられっ子症候群」の記事における「発生しうる状況」の解説
しばしば育児に関する不安に挙がるところではあるが、常識的なあやし方で問題がおこるとはみなされない。新生児の体を強く揺すった場合のほか、あやし喜ばせようとして豪快に振り回したり、あるいは車移動の際、新生児用ではないチャイルドシートに長時間座らせるといった行為により、発生の危険性が高まるとされる。 具体的な運動に関しては、以下のような事例が報告されている。 頭を2秒間に5~6回揺する 体を10秒間に5~6回の割合で激しく揺する 体を20分間左右に揺する 「高い高い」で空中に投げ上げてキャッチを繰り返す 両手で抱え、急激に持ち上げゆっくり下ろすことを繰り返す 揺り篭に入れたまま、6歳の兄が大きく・早く何度も揺すった 新生児であれ、腕で首を支えた状態で抱きかかえてゆっくりと揺らされたり、揺り篭にいれ適度に揺すられた程度では生じにくい。また自動車での移動の際にも、新生児用チャイルドシートを適切に使用し、乗車が長時間に渡るならば適宜休憩をはさみむなどすると、発症は抑えられると考えられている。しかしながら、この症候群の社会的認知度が必ずしも高くはないために、140時間の研修を終了した保育士が、生後5ヶ月の幼児に対し発生させた事例も存在する。
※この「発生しうる状況」の解説は、「揺さぶられっ子症候群」の解説の一部です。
「発生しうる状況」を含む「揺さぶられっ子症候群」の記事については、「揺さぶられっ子症候群」の概要を参照ください。
- 発生しうる状況のページへのリンク