セキュリティ問題として起きた事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:50 UTC 版)
「コピーコントロールCD」の記事における「セキュリティ問題として起きた事件」の解説
詳細は「ソニーBMG製CD XCP問題」を参照 ウィキニュースに関連記事があります。米SONY_BMGの音楽CD、パソコンの安全を脅かす アメリカ合衆国の大手レコード会社である、ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)がリリースしたCCCDに、マルウェア(コンピュータウイルス)であるrootkitの技術を取り入れていることが、セキュリティ会社の調査によって判明した。この事実を受け米国在住の男性が、ソニーBMGを相手取り訴訟に踏み切った。 その後、XCPの動作がコンピュータウイルスに利用された例が2005年(平成17年)11月10日に報告された。ソニーBMGは7日、コンピュータプログラムを削除はせず、機能停止するツールを公表したが、駆除ツールにバグがあり、不正なActiveXを実行し得る仕様になっていたことから、16日に公開を停止した。その後ソニーBMGは、該当コピーコントロールCDの回収・交換措置に踏み切った。日本のソニー・ミュージックエンタテインメントも自社が輸入した該当コピーコントロールCDの回収・交換を行う。 CCCDはパソコンのドライブに入れると、利用者の同意なしに再生ソフトが勝手にインストールされ、このような問題が常に発生しうる状況にある。このインストール機能は、自動再生機能を利用しているため、シフトキーの長押しによる自動再生キャンセル操作や、コントロールパネルで自動再生を無効に設定する必要がある。
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