発展初期 (1980年代後半〜1990年代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:30 UTC 版)
「ストーナーロック」の記事における「発展初期 (1980年代後半〜1990年代)」の解説
1988年にファースト・アルバムをリリースしたサウンドガーデンは、1990年代のストーナーロックを主導した存在だといわれる。1990年になると、ドゥームメタル・バンドのトラブルがセルフタイトルで発表したアルバムにアシッドロックの要素を持ち込んだ。1991年には英国のカテドラルがデビューしている。1990年代初頭から中期にかけて多くのカリフォルニアのバンドが、後にストーナーロックと呼ばれることになるジャンルの形成に寄与するような音楽を生み出していた。 1992年、カイアスがアルバム『ブルース・フォー・ザ・レッド・サン』をリリース。評論家はこの作品をヘヴィミュージックの記念碑になると絶賛した。一方で、『NME』は「ハンドレッドウェイトの熱い砂漠の砂をメタルに溶かし込もうとしたよう」だと表現した。同年、スリープがアルバム『ホーリー・マウンテン』をリリース。大きな反響を呼び、スリープはカイアスとともにストーナーロックを代表するバンドとなった。両者はドゥームメタルの影響を受けた「まるでトリップ状態にあるかのような」グルーヴを導入した最初のバンドである。モンスター・マグネットもファースト・アルバム『Spine of God』をリリースしてデビューしている。1994年にはアシッド・キング、アクリモニーがファースト・アルバムをリリース。どちらもドゥームメタルに対してサイケデリック・ロックのアプローチをしたものであった。この時代で重要なバンドでは他にフー・マンチュー、クラッチ、サンズ・オブ・オーティス、コロージョン・オブ・コンフォーミティがいる。
※この「発展初期 (1980年代後半〜1990年代)」の解説は、「ストーナーロック」の解説の一部です。
「発展初期 (1980年代後半〜1990年代)」を含む「ストーナーロック」の記事については、「ストーナーロック」の概要を参照ください。
- 発展初期のページへのリンク