発展型SRB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 23:18 UTC 版)
「スペースシャトル固体燃料補助ロケット」の記事における「発展型SRB」の解説
チャレンジャー号の事故以後、NASAはSRB製造用の工場を、ミシシッピー州イエロー・クリークに建設が計画されその後中止となったテネシー川流域開発公社の原子力発電所の予定地に新たに建設し、発展型固体燃料補助ロケット (Advanced Solid Rocket Booster, ASRB) を外部発注ではなくNASA自身で製造することを計画していた。ASRBは国際宇宙ステーションにより多くの区画や建設資材を搬送できるよう、推力を増強させる予定であった。しかしながら計画予算が19億ドルから38億ドルにまで膨れあがったため1993年に中止が決定され、その後は初期の飛行の時から使用されてきた軽量外部燃料タンクに替わって「超軽量外部燃料タンク(Super Light-weight Tank, SLWT)」が使用されるようになり、現在まで継続している。 試験的に2機製造されたASRBの外殻は、アラバマ州ハンツヴィルにある合衆国宇宙ロケットセンター (U.S. Space & Rocket Center) のスペース・シャトルパスファインダー号に取り付けて展示されているものを見ることができる。
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