異なる音素を表す
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 02:44 UTC 版)
「アキュート・アクセント」の記事における「異なる音素を表す」の解説
この節以降には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(アキュート・アクセントが付いた各種文字)が含まれています(詳細)。 フランス語 accent aigu (アクサン・テギュ)という。正書法上音節が e で終わっているとき、通常曖昧母音に発音されるか無音になるため、区別のために /e/ は é と書く。またフランス語では過去分詞の語尾 é を e で代用すると、現在形と区別できなくなってしまう場合があり(donne ⇔ donné など)、特に形容詞句として後置される過去分詞の場合、記号は義務的である(フランス語の動詞#法・時制・相)。タイプライタなどでこの活字が無い場合は ´ を手書きしたり、コンピュータネットワークの文字表示が不完全な時代には e' とも記された。 ルクセンブルク語 フランス語と同様に é で /e/ を表す。 アイスランド語 古アイスランド語では、長音を表す。現在のアイスランド語では、記号のない a /a/, e /ɛ/, i / y /ɪ/, o /ɔ/, u /ʏ/ に対するそれぞれ別の音、á /au/, é /jɛ/, í / ý /i/, ó /ɔu/, ú /u/ を表すのに使われている。 トルクメン語 ý は半母音の /j/ を表す。これに対してアキュート・アクセントのつかない y は中舌母音の /ɨ/ を表す。 カザフ語 2018年にアポストロフィ付きの字母をアキュートアクセント付きの字母や二重音字に変更したラテン文字アルファベットが発表された。 á /æ/ , ó /œ/ , ú /ʉ/ は前舌母音を表すのに使用され、後舌母音の a /ɑ/, o /o/, u /ʊ/ と区別される。 子音 ǵ /ʁ/, ń /ŋ/ は、g /g/, n /n/と異なる音素であるということを表す。 ýは子音として使われる場合の音素は /w/, 母音として使われる場合は前舌母音と絡む場合は /ʉw/, 後舌母音と絡む場合は /ʊw/ を表す。
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