異なる遺伝子座の上下関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 01:22 UTC 版)
詳細は「エピスタシス」を参照 優性は、1つの遺伝子座の対立遺伝子の相互作用によって起きる。これに対して、異なる遺伝子座の対立遺伝子の相互作用をエピスタシス(上位性、epistasis)という。 例えば、ペポカボチャの色には2つの遺伝子座が関与している。1組目の対立遺伝子では黄色(A-)が優性で、緑色(aa)が劣性である。2組目の対立遺伝子では白色(B-)が優性となり、劣性(bb)の場合はもう一方の遺伝子座にしたがって黄色か緑色になる。このとき2組目の白色の遺伝子が、1組目の遺伝子の効果を覆い隠している。これを優性上位(dominant epistasis)と呼ぶ。
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