現地メディア等の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:18 UTC 版)
米国のメディアはこぞって荒川のファイティングスピリットを絶賛。この試合を年間最高試合候補、第3ラウンドを年間最高ラウンド候補とし、WBC会長のホセ・スライマンおよび同団体は公式ウェブサイトなどで、この試合はこれまでのところ間違いなく2013年の年間最高試合であるとコメントした。 『リング』誌の公式ウェブサイトRingTV.comのダグラス・フィッシャーは読者とのやりとりの中で次のように発言している。 荒川はファイティングスピリットの権化だった。フィゲロアに対してラウンドごとに100近い手数を出し続ける荒川の大胆な戦いぶりを観ていると、我々の多くはジェットコースターのように感情を揺さぶられた。我々は楽しみ、それから彼の健康を心配し、さらにはその不屈の精神に畏敬の念を覚え、最終的にはファイティングスピリットのために全てをなげうつかのような彼の姿に謙虚な気持ちになった。荒川を主人公にしたボクシングアニメのシリーズ、あるいは少なくとも漫画本が製作されるべきだ。私はそれを見たい。 この試合は多くのウェブサイトで年間最高試合・年間最高ラウンドの最終選考に残ったが、変わったものとして、MaxBoxing.comの記者スティーブ・キムは、荒川が厳しい試合の中でも一晩中フィゲロアを追い詰めたとして、その「勇気に対して」との注釈つきで荒川にパープルハート章を贈っている。 この後、荒川はWBC世界ライト級3位にとどまった。正規王者のブローナーは6月にWBAでウェルター級王座も獲得していたが、ライト級王座の指名試合の期限を2度過ぎたまま両王座を保持しており、12月に予定されていたウェルター級王座の防衛戦を待って、いずれの王座を保持するか決めたいとWBCに要請していた。2013年11月のWBC総会では、1位に上がっていたダニエル・エストラーダをブローナーの次期指名挑戦者とし、その次の指名挑戦者の座を2位のデニス・シャフィコフ(ロシア)と3位の荒川で争うことが確認されていたが、シャフィコフはIBF世界ライト級王座に挑戦することが決まり、WBCのランクを外れた。ブローナーはウェルター級王座の防衛に失敗した。
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