現在の鉄砲川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 22:21 UTC 版)
明治時代以前に築かれたという堤防があったが、廃川後に撤去または道路化(道路は周辺より高く、堤防の痕跡はある)された。2017年現在、河跡湖公園の一部(岐阜県道180号松原芋島線から木曽川堤防の間付近)には、ほぼ当時のままの堤防が残っている。また、洪水を鎮めるための祠(川除大神社、水神社など)が数箇所存在する。 廃川時に池として残った雁場池は昭和60年頃、土地所有者により埋め立てられた。残る柞下池と三ツ屋池の周りは自然が残され、河跡湖として保護されており、説明板が柞下池にある。柞下池は、古くは“雁場うら”、現在の子供達は近くの喫茶店の名から“あかし池”と呼んでいる。三ツ屋池は、その風景をいかして、映画『39 刑法第三十九条』(1999年公開、森田芳光監督、主演鈴木京香)のロケに使用された。 昭和50年代~60年代は、家庭からの生活排水によりかなり汚れてしまったが、下水道の普及で汚れは減少しつつある。 各務原市の水と緑の回廊計画の一つとして、鉄砲川に残された自然を利用して一帯を公園化され、2009年(平成21年)3月14日、河跡湖公園として開園した。
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