現在での評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 10:03 UTC 版)
「アダム・ミツキェヴィチ」の記事における「現在での評価」の解説
ミツキェヴィチの母語はポーランド語で、彼自身も基本的にポーランド語で創作活動を行ったが、元々はリトアニア人の家系で、住んでいたのはベラルーシだったため、ポーランド・リトアニア共和国として一体性を持っていたこの地域の複雑で豊かな文化的土壌によって育まれた。ポーランドでは「国民的詩人」としての評価が与えられ、上記のようにクラクフのヴェヴァル大聖堂に埋葬された他、首都ワルシャワにあるポーランド大統領府の北側にはミツキェヴィチの銅像が建てられ、ポズナニではアダム・ミツキェヴィチ大学が設置されている。1998年にはアンジェイ・ワイダによって「パン・タデウシュ」が映画化(邦題『パン・タデウシュ物語』)された。 一方、リトアニアでも敬意の対象となり、リトアニアでは首都ヴィリニュスに博物館が置かれ、1998年には生誕200周年の記念硬貨が発行された。この他、ベラルーシの首都ミンスクやグロドノ、ウクライナのリヴィウなど、かつてのポーランド・リトアニア領の各地に銅像が残っている。また、ミツキェヴィチが長年居住したパリや死没地のイスタンブールでも博物館があり、現在でもその知名度は高い。
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