現代企画室とは? わかりやすく解説

現代企画室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:38 UTC 版)

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現代企画室
正式名称 株式会社現代企画室
種類 株式会社
市場情報 非上場
出版者記号 87470
7738
取次コード 1980
法人番号 7011001048310
設立日 1977年昭和52年)4月30日
代表者 北川フラム代表取締役
本社郵便番号 〒150-0031
本社所在地 東京都渋谷区桜丘町15-8
高木ビル204号室
資本金 9,000万円
外部リンク http://www.jca.apc.org/gendai/
Twitter 現代企画室 (@gendai97847738) - Twitter(2015年3月30日 22時58分16秒 - )
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株式会社現代企画室(げんだいきかくしつ)は、日本出版社


概要

1977年昭和52年)4月30日創業する。社会科学出版が主である。特に国際情勢関係の原書の日本語訳が目立つ。メキシコの先住民運動、南アフリカの問題、パレスチナ問題、様々な問題を取り扱った出版活動を手がけている。メキシコ関連では、サパティスタ民族解放軍に関する本が出され、副司令官マルコスの著書も出ている。これらは、スペイン語の原書からの日本語訳の本である。南アフリカ関連では、映画『遠い夜明け』で登場したスティーブ・ビコの書いた本の日本語訳『俺は書きたいことを書く』や、南アフリカの子どもたちの文章を集めた『二匹の犬と自由』が、現代企画室から出されている。パレスチナ問題では、エリック・アザン著『占領ノート―ユダヤ人が見たパレスチナの生活』が和訳されて出されている。

国内問題も、ホームレス問題、冤罪問題、そのような分野の出版が主である。山谷の活動家で殺された山岡強一の著作『山谷-やられたらやりかえせ』が、1996年平成8年)に出版されている。鶴見事件を取り上げた大河内秀明の著作『無実でも死刑真犯人はどこに 鶴見事件の真相』が、1998年(平成10年)に出版となる。なお、旬刊『Shelter-less』が、新宿ホームレス支援機構から、現代企画室の発売元でだされている。

雑誌では、1983年(昭和58年)9月から1984年(昭和59年)12月まで、月刊『ペンギン・クエッション』が発行されていた。また、自費出版にも、力をいれている。

海外文学の叢書としては「ラテンアメリカ文学選集」「越境の文学/文学の越境」「ロス・クラシコス」などがある。

注目作

メキシコ関連

  • コーラを聖なる水に変えた人々 メキシコ・インディオの証言リカルド・ポサス』(清水透 訳著) 1984年12月、ISBN 4773884029
  • 『もう、たくさんだ! メキシコ先住民蜂起の記録1  サパティスタ民族解放軍』(太田昌国・小林致広 訳) 1995年4月、ISBN 4773894121
  • 『マルコス・ここは世界の片隅なのか グローバリゼーションをめぐる対話』イグナシオ・ラモネ 2002年9月、ISBN 4773802022
  • 『ラカンドン密林のドン・ドゥリート カブト虫が語るサパティスタの寓話』マルコス副司令官ほか(小林致広 訳) 2004年8月、ISBN 4773801050
  • 『老アントニオのお話 サパティスタと叛乱する先住民族の伝承 マルコス副司令官』(小林致広 訳) 2005年3月、ISBN 4773804114
  • 『グローバル化に抵抗するラテンアメリカの先住民族』藤岡美恵子・中野憲志 共編 2005年4月、ISBN 4773805021
  • 『サパティスタの夢 マルコス副司令官・イボン・ル・ボ(共著) インディアス群書5』 2005年4月、ISBN 4773801018

ペルー関連

南アフリカ関連

  • 『二匹の犬と自由 南アフリカ共和国の子どもたちほか/著』1988年11月 ISBN 978-4-7738-8902-4
  • 『俺は書きたいことを書く スティーブ・ビゴ』 (峯陽一・前田礼・神野明 訳) 1997年5月 ISBN 978-4-7738-8805-8

パレスチナ関連

  • 『占領ノート―一ユダヤ人が見たパレスチナの生活 エリック・アザン』(益岡賢 訳) 2008年11月 ISBN 978-4773808100

日本国内関連

関連人物

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