現代ユダヤ資料センター
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「ショア記念館」の記事における「現代ユダヤ資料センター」の解説
イサック・シュネルソンと古文書研究サービスの責任者であった歴史家のレオン・ポリアコフ(フランス語版)はレジスタンス活動家らの協力を得て、ユダヤ人問題総合委員会 (Commissariat général aux questions juives)、在仏ドイツ大使館、参謀本部、ヴィシー政権の事務総局、そして特にゲシュタポから秘密裏に貴重な資料を入手し、「現代ユダヤ資料センター」に集めた。戦後、「現代ユダヤ資料センター」は、フランスのユダヤ人の撲滅につながる過程を研究するために、これらの資料を整理・分類した。後に出版社を設立し、ユダヤ人収容所に関する資料やショアの歴史に関する専門誌を出版した。 一方、「現代ユダヤ資料センター」はフランス政府の求めに応じて、ナチス・ドイツによる戦争犯罪を裁く国際軍事裁判「ニュルンベルク裁判」のために収集した証拠を提供した。その後、米国、イスラエル(特に1961年のアイヒマン裁判)その他の国における裁判でも公文書として提示された。さらに、1980年代には、リヨン・ゲシュタポの責任者で人道に対する罪で終身禁固刑を宣告されたクラウス・バルビーの裁判にも同センターの資料が提示された。
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