古文書基金 (1943年)
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「ショア記念館」の記事における「古文書基金 (1943年)」の解説
1943年4月28日、ナチス・ドイツ占領下にあったフランスで、ロシア系の財界人イサック・シュネルソン(フランス語版)(1879 - 1969) がグルノーブルのアパートに国内のユダヤ社会の指導者40人を集め(集会はもちろん非合法であった)、戦後に裁判を起こすために必要なユダヤ人迫害の証拠の収集を目的として古文書基金を設立。古文書基金は後に「現代ユダヤ資料センター (Centre de documentation juive contemporaine; CDJC)」と命名された。同年9月にドイツ軍の侵攻により活動停止。シュネルソンはドルドーニュでのレジスタンス運動に参加し、他のレジスタンス活動家らとも連絡を取るようになった。パリ解放の闘いが始まると、収集した証拠が没収・破壊されないように、仲間らとともに古文書基金をパリに移転した。
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