猫の飼育状況や意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:59 UTC 版)
「ペット#種類」も参照 世界で飼育されているネコの数に関しては、イギリスやアメリカ合衆国ではイヌとネコの飼育頭数はほぼ同じであり、アメリカでは30%以上、ヨーロッパでは24%以上の家庭でネコが飼育されており、この数字はなおも増加傾向にある。 猫を好きであるが、猫アレルギーを持つ人もいる。スイスのバイオベンチャー企業であるハイポペット社が、猫が持つ「Fel d 1」というアレルゲンの働きを抑えて、飼い主の症状を軽減させるワクチンを開発中である。 1982年(昭和57年)に実施された世論調査では、約半数がネコが嫌いであるとの結果が得られた日本では、2012年(平成24年)の調査で10.2%の家庭で、970万頭ほどのネコが飼育されている。 ネコ好きな人間がいる一方、東京都では24.1%の市民が猫が嫌いであるという統計が得られている。その主な理由として野良猫の、糞尿、発情期の鳴き声、庭への侵入およびペットや器物への被害等がある。東京都では猫による何らかの被害・迷惑を受けたことがあると回答した人は約8割に及んでいる。また、発情期のネコの鳴き声は人間の幼児が泣く声と非常に似ているため不快に感じる人もいる。
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