特許と代替技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:04 UTC 版)
MP3とVorbisの比較 最初は無圧縮のWAVEファイルである。次に48 kbpsのVorbisで、最後はLAMEでエンコードされた48 kbps MP3である。 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 詳細は「en:List of codecs」を参照 mp3PRO、AAC、MP2はMP3とほぼ同じような音響心理学モデルを利用している。フラウンホーファーがこれらのフォーマットの多くの基本特許を持っており、ドルビー、ソニー、Thomson Consumer Electronics、AT&Tも同様である。他にオープンソースの圧縮フォーマットであるOpus、Vorbisがあり、フリーで特許の制約がない。新しい音声圧縮フォーマットの一種であるAAC、WMA Pro、VorbisはMP3エンコーダーにあるようなMP3フォーマット固有の制限に縛られない。 フラウンホーファーは2017年4月23日、MP3に関する各種特許の保護期間が終了したと発表し、アメリカの公共ラジオ局ナショナル・パブリック・ラジオが同年5月11日に、フラウンホーファーが所有するmp3技術のライセンス販売のライセンス期限が4月23日に終了した旨を報じている。 非可逆圧縮フォーマットのほかに可逆圧縮コーデックがMP3の意義深い代替になりうる。可逆圧縮は音声の中身を変えないが容量は非可逆圧縮よりも増大する。可逆圧縮にはFLACやApple Losslessなどがある。
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