燃料浪費の忌避
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:36 UTC 版)
燃料高騰と騒音問題により、超音速輸送機の需要が激減、コンコルドに対しての発注取消が相次ぐ。 燃料高騰により、燃費のよくなかったロータリーエンジン採用を多くの自動車メーカーが断念。また、当時ロータリーエンジンを実用化させ、多数ラインナップしていたマツダには大打撃となり、これ以降はロータリーエンジン搭載車を減少させていった。 燃料高騰と騒音問題により、燃費のよくなかった鉄道用ガスタービン動車が試作されたが、実用化を断念(詳細は国鉄キハ391系気動車を参照)。諸外国でもフランスではガスタービン動車がかなり普及しており、超高速列車TGVにも採用される予定であったが断念され、電気列車方式に変更された。 重油を莫大に使う石油火力発電所を見直し、石油備蓄設備建設を促し、エネルギー安全保障の観点から、原子力発電所整備を促した。 1960年代から70年代初頭にかけて長距離カーフェリーや長距離バスが急速に発展したが、オイルショック後の燃料費高騰が影響して、路線廃止が相次いだ(東名急行バスなど)。
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