燃料油清浄機とは? わかりやすく解説

燃料油清浄機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 05:53 UTC 版)

ディーゼルエンジン」の記事における「燃料油清浄機」の解説

燃料油清浄機はC重油から不純物取り除く装置1950年ごろ舶用大型ディーゼルエンジン安価なC重油を使うために開発され燃料前処理装置それまでディーゼルエンジン一定水準上のグレードにあるA重油までしか使えなかった。C重油製油残渣といえる劣悪な燃料で、不純物混入前提となる。燃料油清浄機は残渣油を加熱して流動性高めてから、水分固形分遠心分離機取り除き、さらにフィルター濾過して細かな混入物除去を図る。 安価求め残渣油は軽質油蒸留した残り物なので、製油技術向上し利用価値のある各種成分を高度に分留できるようになるにつれ、残渣部は相対的に低質化していく。従って一定品質止まらないため、燃料油清浄機も高性能化求められる1970年以降製油法の進展によって導入され接触触媒分解装置からアルミナシリカ微粒子残渣油に混入するようになり、ピストンリングシリンダーライナー燃料ポンプ短時間損傷する事故多発するようになった燃料油分析サービス併用して事故の防止図っている。

※この「燃料油清浄機」の解説は、「ディーゼルエンジン」の解説の一部です。
「燃料油清浄機」を含む「ディーゼルエンジン」の記事については、「ディーゼルエンジン」の概要を参照ください。

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