煥章館セミナー
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煥章館で開催する成人向けの中核事業であり、古典講読を中心とした講座を展開する。読書推進と生涯学習を兼ね、古典学習を通した伝統文化の再評価をも意図している。煥章館セミナー自体は指定管理者による運営以降のものであるが、その源流は市直営時代の1996年(平成8年)に始まった『源氏物語』と漢詩を読む講座に求められる。またセミナーの受講者がその内容に触発され、より深めるサークルを設立・運営するという動きが見られるのが高山市の特徴である。 これまでに扱われたのは『おくのほそ道』や『伊勢物語』といった日本文学、トーマス・ハーディ『アリシアの日記』などの「原書で読む英文学」シリーズ、「飛騨史を見直す」などの郷土学習などであるが、歴史や当時の社会との関係を考えながら聴くCDコンサートも開催している。中高年層を中心に評価が高く、2007年(平成19年)には延べ966人が参加した。 煥章館セミナーの講座はあらかじめ年次計画を高山市と図書館流通センターが協議して基本計画を決めておくが、参加者数が低迷した場合などには柔軟に変更して利用者目線のサービス提供に努めている。
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