滑空活動入門法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 03:20 UTC 版)
滑空を始めたい人たちに対して試乗訓練飛行の機会を提供しているグライダー・クラブも多い。日本滑空協会に問い合わせれば傘下のグライダー・クラブの状況がわかり、連絡を取ることができる。 グライダーは一定の安全基準に基づいて設計されるから、パイロットの条件も制限される。通常、体重の上限は103 kgで、身長193 cm以上の場合も問題がある。パラシュートに対しても同様である。 飛行訓練は、両席に操縦装置がついている複座グライダーを使い、教官が同乗して行われる。通常は、教官が後席で発航と着陸の操縦を行い、他の操作は練習生が行う。グライダー・クラブによっては、ウインチ曳航と飛行機曳航の両方を含んだ、数日間の練習コースを用意している。概ね50回の訓練飛行で単独飛行が出来る飛行技能を獲得するとされている。 ウインチ曳航によってグライダー操縦を学ぶ費用は、飛行機の操縦を学ぶよりは安い。飛行機曳航はウインチ曳航法より高く付くが、同じ技能を修得するための飛行回数は半減し、25回くらいになる。 飛行シミュレーターも初期教育に使われていて、天候が悪いときには特に役に立つ。 訓練生がクロス・カントリー飛行が出来るようになるまでは、初単独飛行後も教官同乗の訓練飛行が行われる。大部分の国では、グライダー・パイロットが免許を取るには、法規・航法・通信・気象・飛行原理・一般常識について受験しなければならない。
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