満地トンネルとは? わかりやすく解説

満地トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 13:43 UTC 版)

満地トンネル(まんじトンネル)は、東京都あきる野市菅生青梅市友田町の間の満地峠にあるトンネルである。

国道411号のトンネルは新満地トンネルしんまんじトンネル)、旧道のトンネルは通称、旧満地トンネルきゅうまんじトンネル)と言われている。

概要

満地(まんじ)は語源とも言われている[1]

新満地トンネル

新満地トンネル
新満地トンネル北側
概要
路線 国道411号
現況 供用中
運用
開通 1991年
用途 道路トンネル
技術情報
道路車線数 2車線
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新満地トンネル国道411号の満地峠にあるトンネル。

自動車二輪専用のため、歩行者と自転車は旧満地トンネルを通らなくてはならない。通勤ラッシュ時間帯や日中時間帯は青梅市・羽村市境を先頭にトンネル内まで渋滞することも多い。反対側の甲府方面からあきる野市方向への混雑は滅多にないが、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)での渋滞の迂回ルートであったり、秩父地方川越方面から東京サマーランドへのアクセスルートであるため、行楽シーズンは上下線ともに交通量が増加する傾向にある。

あきる野市側と青梅市側で、トンネルの抗門の形が違うことが特徴。

新満地トンネル南(あきる野市側)

満地トンネル(旧満地トンネル)

満地トンネル
満地トンネル南側
概要
路線 国道411号
現況 供用中
(歩行者・自転車専用)
運用
開通 1958年
用途 道路トンネル
テンプレートを表示

満地トンネル国道411号の旧道にある長さ150メートルの卵形の形状のトンネル。

1991年に新満地トンネルが開通したため、現在は歩行者と自転車用のトンネルとして整備されている。そのため自動車の通行はできない。

青梅市側のトンネル出口付近はカーブになっている。あきる野市側は現道の右側に位置する側道からアクセス可能。現道左側の側道は沿道の住宅や宗教施設を抜けると道路は八王子方面に向いてしまうので見落としやすい構造となっているのが特徴。また、青梅市側は現道とはトンネル手前で分岐する構造で作られている。トンネル上部の扁額は「満地トンネル」である。

  • 1958年竣工
  • 全長150.0m
  • 幅5.5m
  • 高4.5m
満地トンネル北(青梅市側)

位置

座標: 北緯35度45分27秒 東経139度17分32秒 / 北緯35.75750度 東経139.29222度 / 35.75750; 139.29222

脚注

  1. ^ [1] 思い出の断章>群馬・万騎峠から二度上峠へ>さて、この峠は吾妻町と長野原町の町境に位置し、現地の説明版によると、かつては草津の湯治客や善光寺参りの旅人、また、蕎麦、大豆、硫黄などの各種交易の道であったそうだ。しかし明治26年の信越本線開業により廃れてしまったとのこと。そして峠名の由来(伝説)については、同じく説明があったので全文を引用させて頂く。【源頼朝の三原・那須の狩りの際、狩宿の地に宿泊ののち、頼朝が万騎の兵を従えて峠を越えた率いて越えたことに由来する。また別名を万字峠とも言われ、前記狩りの峠越えのときに、山中の狐や狸が勢子(せこ)に化けて行列にはいって邪魔をするので、陣笠に卍の印をつけて越したことから卍(まんじ)峠といったのが、いつのまにか、万字・万騎となってしまったという伝説がある。】あるいは屈曲の多い峠道を「万字峠」と言う説もある(※1)。この峠が当てはまるかどうか、旧道を探索しなければ分からないが・・・。ふと思い出したが、東京の秋川にも満地峠(万字峠)という小さな峠がある。この峠も同様の由来だろうか。(参考文献)(※1)「地名の探究」(松尾俊郎著 新人物往来社 1985年)

関連項目


満地トンネル(旧満地トンネル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/28 05:18 UTC 版)

「満地トンネル」の記事における「満地トンネル(旧満地トンネル)」の解説

満地トンネルは国道411号旧道にある長さ150メートル卵形形状トンネル1991年新満地トンネル開通したため、現在は歩行者自転車用トンネルとして整備されている。そのため、車両通行できないトンネルレンガ造りだが、トンネル内の上半分モルタル加工されたためレンガ確認できない[要出典]。 青梅市側のトンネル出口付近カーブになっているまた、一部道路地図などでは「満地隧道」の表記がされているが[要出典]、トンネル上部扁額は「満地トンネル」である。 落書きが多い事でアートトンネルの名でも知られている[要出典]。心霊スポットとしても有名なトンネルでもある。 1958年竣工 全長150.0m 幅5.5m 高4.5m

※この「満地トンネル(旧満地トンネル)」の解説は、「満地トンネル」の解説の一部です。
「満地トンネル(旧満地トンネル)」を含む「満地トンネル」の記事については、「満地トンネル」の概要を参照ください。

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