湯野上橋とは? わかりやすく解説

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湯野上橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 17:32 UTC 版)

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湯野上橋
基本情報
日本
所在地 福島県南会津郡下郷町大字湯野上
交差物件 阿賀川会津線
用途 道路橋
路線名 下郷町道湯野上館本線
管理者 下郷町
施工者 松尾橋梁
着工 1981年昭和56年)
竣工 1984年(昭和59年)
開通 1984年(昭和59年)12月18日
座標 北緯37度17分59.5秒 東経139度53分55.3秒 / 北緯37.299861度 東経139.898694度 / 37.299861; 139.898694 (湯野上橋)
構造諸元
形式 ローゼ橋
材料
全長 139.200 m
10.700 m
最大支間長 138.000 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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湯野上橋(ゆのかみばし)は、福島県南会津郡下郷町大字湯野上の阿賀川(大川)に架かる下郷町道湯野上館本線の橋長139.2 m(メートル)のローゼ橋

概要

湯野上橋は阿賀川本川が大川ラインと呼ばれる約45 mの深い渓谷に架かり、国道121号福島県道347号高陦田島線を結んでいる。架設地点はA1橋台直下に会津線が走り、その建築限界が桁下約70 cm(センチメートル)しかなく、A1橋台・A2橋台後方に高圧線が通っている。こうした架設条件からケーブルエレクション直吊り工法が採用された。なお、国鉄線上の下弦材の横桁と下横構はトラッククレーン工法によった[1]。施工にあたってはA2側のケーブルアンカーは玉石交じりに砂礫層が堆積しており、斜度も23度あることから岩盤まで30 m以上掘削してPC鋼材を岩盤に固着するPSアンカーを採用した[2]

本橋付近は大川ラインや湯野上温泉などの観光名所が多く、本橋自体も名所の1つとなっている[1]

  • 形式 - 下路ローゼ橋
  • 活荷重 - 1等橋 (TL-20)
  • 橋長 - 139.200 m
    • 支間割 - 138.000 m
  • 幅員
    • 総幅員 - 9.800 m
    • 有効幅員 - 8.500 m
    • 車道 - 6.500 m
    • 歩道 - 2.000 m
  • アーチライズ - 20.000 m
  • 縦断勾配 - 1.6 %
  • 床版 - 鉄筋コンクリート
  • 下部工 - ラーメン式橋台(A2)
  • 総鋼重 - 749.052 t
  • 施工 - 松尾橋梁[注釈 1]
  • 架設工法 - ケーブルエレクション直吊り工法

[3][4][5][6]

歴史

1981年昭和56年)に着工され、4年後の1984年(昭和59年)12月18日に開通した[1]

参考文献

  • 下里雅弘「湯野上橋の架設」『技報まつお』第5巻、松尾橋梁、1984年10月、 26–29。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ a b c 下里雅弘 1984, p. 26.
  2. ^ 下里雅弘 1984, pp. 26–29.
  3. ^ 橋梁年鑑 昭和61年版 (PDF)”. 日本橋梁建設協会. pp. 104, 186, 187. 2021年4月10日閲覧。
  4. ^ 下里雅弘 1984.
  5. ^ 下郷町橋梁長寿命化修繕計画書 (PDF)”. 下郷町. p. 14, 17. 2021年4月10日閲覧。
  6. ^ ウォーキングマップ (PDF)”. 下郷町商工会. 2021年4月10日閲覧。





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