阿賀野川釜ノ脇橋梁とは? わかりやすく解説

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阿賀野川釜ノ脇橋梁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:58 UTC 版)

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阿賀野川釜ノ脇橋梁
阿賀川に架かる阿賀野川釜ノ脇橋梁。
基本情報
日本
所在地 福島県喜多方市
交差物件 阿賀川
用途 鉄道橋
路線名 磐越西線
管理者 東日本旅客鉄道
施工者 アメリカン・ブリッジ
開通 1913年大正2年)8月1日
座標 北緯37度36分47.9秒 東経139度42分9.8秒 / 北緯37.613306度 東経139.702722度 / 37.613306; 139.702722 (阿賀野川釜ノ脇橋梁)
構造諸元
形式 トラス橋
材料
全長 158.800 m
最大支間長 90.678 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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阿賀野川釜ノ脇橋梁(あがのがわかまのわききょうりょう)は、福島県喜多方市阿賀川に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線鉄道橋である。

概要

岩越線(現・磐越西線)の山都駅 - 野沢駅間の延伸工事に伴って1913年(大正2年)に完成した。荻野駅 - 尾登駅間の阿賀川に架かる全長158.8 mの橋梁である。

建設当時、この付近の阿賀川にはダムが無く、深い谷間に水深が15メートルもあり、速い流れで中央に足場が作れないため、中央部のトラスはジョン・ワデルが提案したカンチレバー式架設工法(張出し式架設工法)、すなわち両側のトラスより少しずつ橋を延伸し、橋の中央で双方を連結する方法で架設された、日本初のカンチレバー架橋である。

また、阿賀野川徳沢橋梁阿賀野川深戸橋梁に関しても、架設地点の水深・流量・流速が大きいため、カンチレバー式架設工法を採用しており、かつ経費削減を図るために3橋梁とも共通設計となっている。

2016年に「磐越西線鉄道施設群」の一部として、土木学会選奨土木遺産に選ばれる[1][2]

構造

中央部の1支間が単線下路式曲弦プラットトラス(ピン結合)、残り2支間が単線下路式プラットトラスである。トラスはアメリカン・ブリッジ製である。

周辺

脚注

  1. ^ 平成28年度 土木学会選奨土木遺産 認定 磐越西線鉄道施設群”. 福島県立博物館. 2018年3月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2022年6月9日閲覧。
  2. ^ 土木学会 平成28年度選奨土木遺産 磐越西線鉄道施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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