測候所の設置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:50 UTC 版)
気象台(東京気象台、現気象庁)の設置は、工部省により計画され、内務省によって実現された。その後、内務省地理局長に就任した桜井は気象観測網の整備を進めるが、明治政府には国営で整備する余裕はなかった。このため、桜井は府県に測候所の創設を働きかけ、明治12年(1879年)1月1日、広島県が広島測候所(現広島地方気象台)を設置して気象観測を開始したのを皮切りに、全国に測候所が設置され、気象観測網が整備されていった。 明治20年度には、内務省予算の削減のため、内務省が設置していた11の測候所も地方へ移管されている。 ちなみに、業務重複などによる非効率さや、地方財政状況による観測点維持の懸念などから、1939年(昭和14年)11月1日、全国の気象官署は国営化されている。
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