清水家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)
清水家分家の当主(地元では「みっちゃん」と呼ばれている。名前不詳) アゲハの義母である高齢のお婆さんで、若い頃から評判のいい人物で、使用人である家政婦のほか、地元にも尊敬されている。 アゲハが嫁ぐ前に嫁(アゲハの姉)を、アゲハが嫁いだ後に息子を病で失っている。現在は自分自身も慢性の病に冒されており、アゲハが家出した後に気落ちして、床に伏せがちとなっていた。 努とアゲハに和解のきっかけを作った人物であり、ある意味キューピット的な役割である。病弱だった息子との結婚で家に縛られてしまったアゲハの立場には同情し申し訳なく思っていたことも作中語られており、このアゲハが二度目の出会いを経て幸せになったと感じ、自身も再び彼女の味方である家政婦の助けを得て、残りの人生を謳歌しようと心に決める。 本家は別にあるようだが、作中では深く触れられていない。 清水 敏明(しみず としあき) アゲハの元夫。故人。 元々はアゲハの姉を娶っていたが、アゲハの姉が病で没してしまったため、家督を守るために周囲の働き掛けでアゲハを娶った。 だが実際は彼はアゲハにアゲハの姉の姿を重ねているだけに過ぎず、アゲハにとってはその期間(結婚生活)は幻想のような淡い喜びと、結局は姉の代わりでしかないという複雑な感情を抱かせるものであった。 薫(かおる 苗字不詳) 清水家のメイド。清水家の当主(アゲハの義母)を慕っており、当主と当主の息子の愛を一身に受けながら、家出同然に大学に出ていたアゲハには不満を抱いていた。 アゲハが努に付いて行ってしまった後、その愛がアゲハだけでなく自分にも等しく注がれていたことに気づき、生きる気力を取り戻した当主のお茶会の手伝いをすることになった。
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