みやまあきのきりんそう (深山秋の麒麟草)






●わが国の本州、中部地方以北から北海道、それに東北アジアに分布しています。亜高山帯から高山帯の草地や礫地に生え、高さは30~50センチになります。葉は卵状楕円形で、根生葉はロゼット状につき、茎葉は互生します。7月から8月ごろ、茎頂や上部の葉腋から散房花序をだし、黄色い花を咲かせます。「あきのきりんそう」の高山型で、頭花が大きいのが特徴です。総苞の直径は8~10ミリあります。
●キク科アキノキリンソウ属の多年草で、学名は Solidago virgaurea ssp.leiocarpa f. japonalpestris。英名はありません。
アキノキリンソウ: | きりがみねあきのきりんそう ソリダゴ・ウィルガウレア 一寸金花 深山秋の麒麟草 秋の麒麟草 背高泡立草 |
アキノノゲシ: | サンチュ |
深山秋の麒麟草
読み方:ミヤマアキノキリンソウ(miyamaakinokirinsou)
ミヤマアキノキリンソウ
(深山秋の麒麟草 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/19 17:23 UTC 版)
ミヤマアキノキリンソウ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Solidago virgaurea L. subsp. leiocarpa (Benth.) Hultén | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ミヤマアキノキリンソウ |
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草の高山植物。
概要
高さは15~30 cmで、黄色の直径1.2~1.5 cmの花を咲かせる。花期は8〜9月。東北アジア及び日本の北海道と本州中部以北の亜高山帯〜高山帯の草地、砂礫地に生育する。別名コガネギク。アキノキリンソウの高山型。アキノキリンソウの花が比較的まばらにつくのに対し、本亜種は頂部に固まってつく傾向にある。総苞片は、アキノキリンソウが四列であるが、本亜種は三列。中間型もあり、厳密な区別は難しい。和名の由来は、黄花をベンケイソウ科キリンソウ属のキリンソウに見立て秋に開花することによる[1]。
近縁種
- アキノキリンソウ Solidago virgaurea var. asiatica
- アオヤギバナ Solidago yokusaiana Makino
- イッスンキンカ Solidago virgaurea var. minutissima(別名:ヤクシマアキノキリンソウ)
脚注
- ^ 『増補新版 カラー高山植物』 山と溪谷社、1996年9月、pp.50-51。ISBN 4808305739。
参考文献
- 『日本の高山植物』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1988年9月、pp.86-87。ISBN 4635090191。
関連項目
深山秋の麒麟草と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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