海草藻場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 06:38 UTC 版)
礁池内の、潮下帯の浅いところから水深数m程度の所にかけて、海草の繁茂する藻場が各所に形成される。たとえば沖縄ではウミジグサやボウアマモ、ウミショウブなどの数種類の海草が生息している。藻場は様々な小型動物の生息場になり、魚類の稚魚の拠り所となる。さらに藍藻類が多量に生息することで窒素固定が行なわれる場でもあり、サンゴ礁の高い生産力を支えている。
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海草藻場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 21:14 UTC 版)
海草群落(海草が密生している場所)を海草藻場(かいそうもば、Seagrass bed)と呼び、その中でもアマモ属が繁茂する場所をアマモ場(アジモ場、Zostera bed)と呼ぶ。しかし構成種を厳密に区別せずにアマモ場と呼ぶこともあるので留意する必要がある。 海藻の群落である(海藻)藻場と同じく沿岸域に分布するが、海草藻場が成立するのは、一般的には砂地であり、海藻は固着できない。海草藻場に海中の浮遊物や海草自体が由来となる有機物の蓄積し、ゴカイ等の底生生物や魚類などの生息・繁殖の場となる。また、小型の稚仔魚等の隠れ場としての機能も有する。ジュゴンやアオウミガメ等のように直接海草類を食べる動物もいる。また、分解者の活動も活発であり、水質浄化の機能も有している。
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