海底摸月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 05:03 UTC 版)
海底摸月(ハイテイモーユエ)とは、海底でツモあがりした場合に成立する役。1飜。必然的に、海底牌をツモるプレイヤーだけに認められる役となる。海底撈月(ハイテイラオユエ)という名称になっている場合もあり、慣習として、海底(ハイテイ)と略したり、「海底ツモ」などと呼ぶ。名前の意味は、「海に映る月をすくい取る」「海の底から月をとる」といったものであり、ちなみに四字熟語としての「海底撈月(かいていろうげつ)」は「実現不可能なことに労力を費やして無駄に終わることの例え」といった意味である。門前の場合は門前清自摸和との複合となる。また、門前を崩した役ナシの形式テンパイであっても、海底摸月により1飜つくので和了することができる。 海底の直前のツモで暗槓・加槓を行うか、あるいは他家の海底の直前の打牌で大明槓を行い、その嶺上牌でツモ和了した場合、結果的にその局の最後の牌であがったことになる。しかし、海底牌を直接ツモ和了することでしか海底摸月にならないため、局の最後の牌ではあるが海底摸月は成立せず、このケースにあっては海底牌は消滅することになる。つまり、海底摸月と嶺上開花は複合しない。 麻雀の歴史の初期には4符役であり、日本に麻雀が伝来するまでのある時期に1飜役に変化した。
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