嶺上牌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:20 UTC 版)
槓子は他の面子よりも1枚多く牌を使うため、槓が成立すると手牌が1枚不足する。これを補うため、槓の成立後に決められた場所から牌を1枚取得する。この補充の牌を嶺上牌(リンシャンパイ)という。 嶺上牌とは、ドラ表示牌の左側にある2幢4枚の牌をいう。王牌の7幢14枚のうち、開門位置に最も近い4牌である。嶺上牌は、通常の自摸とは逆方向、反時計まわりに開門位置に近い方から順に取得していく。 槓により嶺上牌が取得された場合、取得の直前における海底牌を王牌に加える。その結果1・3回目の槓では旧海底牌の上に乗っていた牌が下に移動し、新たな海底牌となる。すなわち新しい海底牌の上には牌が乗っていない状態になる。2・4回目の槓では、先の槓により単独になっていた海底牌を王牌に持っていく形になる。これらにより王牌は常に14枚に維持される(王城不可侵の原則)。
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