槓子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 16:10 UTC 版)
槓子(カンツ)は、槓をして同じ牌を4つ1組にして晒したもののこと。4枚組になっているが、刻子としても扱う。そのため槓子は広義の刻子に含まれることがある。刻子と同じく、数牌でも字牌でも作ることが出来る。 暗刻子の3枚と同じ牌をまた引いて4枚にするなどして、手の内の4枚を槓したものを暗槓子という。また、暗刻子の3枚と同じ牌を他家の捨て牌より取って4枚にしたもの(大明槓)及び明刻子の3枚と同じ牌を自分で引いて、または手の内に持っているのを付け加えた物(加槓)を総称し明槓子という。なお、晒した面子が暗槓子のみの場合は、引き続き門前として(ドラの枚数や符などの計算以外では、暗刻子の場合と同様に)扱う。 槓子を3つ作ると三槓子、4つ作ると四槓子という役になる。また、複数人で合計4回の槓が行われると、四開槓により流局となるルールもある。 (暗槓子) (大明槓による明槓子) (加槓による明槓子) 符計算の上では、槓子は対応する性質の刻子の4倍の符がつく。すなわち、中張牌の明槓子は8符、ヤオ九牌の明槓子は16符、中張牌の暗槓子は16符、ヤオ九牌の暗槓子は32符となる。このヤオ九牌の暗槓子32符は符計算上最も高い符が得られる加符要素であり、これがあると60符以上が確定するため、1翻増加程度の価値を持つことになる。 なお、槓子は槓を宣言しないと槓子とはみなされない。順子の一部と暗刻3枚として使っている場合など、手の内に4枚あるものは、槓子とは言わず「4枚使い」と言う。 (例) 五萬が4枚あるが、槓を宣言していないので槓子とはみなされない。
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