海外への伝承と世界的普及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:20 UTC 版)
臼井が神秘伝まで伝授した師範は21または20人とされるが、その中の1人海軍大佐、林忠次郎(1879年-1940年)は、退役後の1925年(昭和6年)に治療所を開設し、「林霊気研究会」を設立した。1935年に、ハワイ生まれのアメリカ人で日系2世のハワヨ・タカタ(高田ハワヨ、1900年-1980年)が来日した際に、重度の難病を林忠次郎のレイキにより完治したことから林に弟子入りして、1938年にハワイを訪れた林忠次郎から神秘伝の伝授を受けたとされる。ハワヨ・タカタは、林から神秘伝を受けた13人のうちの1人であるとされる。アメリカでは、タカタは林から後継者として認定されたと言われている。 ハワヨ・タカタは、1970年まではセカンドディグリーまでしか伝授していなかったが、1970年以降サードディグリーの伝授を始め22人がマスターの伝授を受けた。レイキは、タカタとその弟子によって広く普及し、通称「西洋レイキ」(英:Western Reiki)、「海外レイキ」と呼ばれている。 ハワヨ・タカタは後継者を指名しておらず、彼女の死後、組織は揉めて分裂し、ハワヨ・タカタの孫、フィリス・レイ・フルモトを含めた21人の所属した「レイキ・アライアンス」が1981年に設立、22人のうちの1人であった文化人類学者バーバラ・ウェーバー・レイは1982年に、アメリカン・インターナショナル・レイキアソシエーション(現ラディアンス・テクニーク)を設立し、レイキの普及を目指した。現在では、アメリカを始め、イギリス、カナダ、スペイン、ドイツ、オランダ、オーストラリア、インド、シンガポール、中南米、台湾、香港など、世界各地に広まっている。
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