波動生命体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 11:53 UTC 版)
「ウルトラマンガイアの登場怪獣」の記事における「波動生命体」の解説
第4話「天空の我夢」、第13話「マリオネットの夜」、第19話「迷宮のリリア」、第37話「悪夢の第四楽章」に登場。 お台場上空に出現した空中を浮遊するクラゲ型の不連続的存在の生命体。肉眼で確認することはできるが、通常の地球上の物質とは存在する空間が異なるため、人間側から干渉することは出来ない。これにより、ファイターSSのミサイル攻撃が通用しない。振動によって物体を分子レベルで崩壊させて砂に変え、人々の頭の中を覗く。また、胴体上部からは時空波を放つ。第13話に登場した個体はファイターEXのエンタシア砲を高速飛行して回避する。 第19話、第37話でも一瞬だけ登場している。 書籍によっては、名称を波動生命体 プライマルメザードとしている。 初稿では、クラゲ型のほかに人型のデザインも描かれた。 第4話の脚本を担当した長谷川圭一は、先行する小中千昭の脚本を読んで圧倒され、そのテイストを引き継ぐべく量子物理学を学び、これを怪獣の設定に取り入れた。長谷川は波動生命体を根源的破滅招来体の諜報部門と位置づけており、量子物理学上の存在とすることで身近に存在していながら理解することが出来ない恐怖感を表現している。また根源的破滅招来体については、人間を調査することによってもともと人間が内在する暴力性や破壊性を攻撃方法として利用している人間のネガと位置づけている。 操演では自然な動きが出せないため水中で撮影された。 第17話の初期稿では、メザード系怪獣の登場が予定されていた。 第37話の脚本では、稲森京子が開発したパーセルの基本プログラムには波動生命体の干渉波を応用していることが明かされる展開があった。
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