沖縄県のアカギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 05:51 UTC 版)
1623年首里王府によって『おもろさうし』(おもろそうし)編纂された歌集の『第一三巻・八二二』にアカキの歌がある。歌の意味は、 東方の大主(太陽)が上がってくる その大主の前に アカギ・ユスギの花が真白に 真赤に咲いているから それを取って折り差して(かざしたいものだ。(後略) 沖縄県では樹皮はミンサー織りの染料に使われている。那覇市首里の周辺には、第二次世界大戦以前にアカギの大木からなる森があちこちにあったとされるが、戦火によって焼け落ち、現在では首里金城町の一部に残っているだけである。その中でも「首里金城の大アカギ」は、樹齢200-300年ともいわれるアカギの大木が6本もあり、国の天然記念物に指定されている。首里城の南西側に位置する内金城御嶽にあるアカギ。最大のものは樹高10~15m、胸高直径140cmにも達する。なお、焼けた大木が首里城前に一本だけ残されている。その木のてっぺんにはアコウが根を下ろしており、バスガイドはそれを「大木に寄生しております」と紹介するのが常である。なお、沖国大米軍ヘリ墜落事件によって焼け焦げたアカギの木が沖縄国際大学構内に存在する。
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